「手首でシュートを打ちたいんですがうまくいきません」というのは、何がどういう風にうまく行かないのでしょう。現状が良くわかりませんので、わかりやすく具体的に説明してください｡

　ただし、１〜２週間ちょっと練習しただけで「手首を効かしているのにちっともシュートが速くならない」と言うならば、『練習不足だ』とハッキリお答えします。

　パス練習・シュート練習など、ボールを投げる動作を伴う練習は、ハッキリ意識して「スナップを強烈に効かす」ようにしてください。シュートは高い打点からゴール下へ打つようにして下さい。練習量も人の２倍以上はするように、半年間をめどに努力してみてください。

　先日久しぶりに西山清君と飲んでいたら、彼は氷見高校時代「寝る前にダンベルで手首を返す練習をした。腕がパンパンに張って動かなくなるまで毎日必ずやった」と語っていました｡湯船の中でも手のひらと手首でお湯をかく運動をしたそうです｡　日本のエースになるような男は、人知れず人の倍以上の練習をしているのです。「サイドの達人」のモデルの屋敷吉英君も同じような事を言っていました｡

　能力のある選手たちは陰で練習しているわけですから、普通の人はもっともっと質の高い練習・より多い練習量ををこなすことを心がけなくては太刀打ちできません。とにかく毎日、何でも手首の強化練習にしてしまうだけの熱意と根気が必要なのではないでしょうか｡