１対１が強くなりたいのならば「１対１が強くなりたい」といつも思っていることと、そのための練習を自分であみ出して、絶えず反省と工夫を繰り返しながら練習を続けることです。
　「どうしたらいい？」と他人に聞いてからやると、できない時には「今度はどうしたらいい？」と、また聞きようになります。他人に頼らなくちゃ生きていけなくなってしまうのです。
　ですから、聞く前にまず自分の頭で考えて、実行に移してみてから相談してください。そうすると上達のしかたがぜんぜん違うのです。

　さて、１対１が強くなるには徹底して１対１の練習をするのが一番手っ取り早いと思います。
　また、特別な練習をしなくても、普段やっているパス練習やシュート練習やコンビネーション練習の中で、フェイントをしっかり仕掛けるように工夫することも大切です｡

　例えば、パスをもらう前には必ず行きたい方向と逆方向に一歩フェイントを掛けてからもらうというのも１つの方法ですが、これを徹底するだけでも全然違います。

　下がりながら守るディフェンスに対しては�@上から打つこと、�Aスピードで振り切ることの２通りで攻めてください。

　�@はＤＦが下がるとＯＦとの間に距離ができますので、その距離を利用してシュートを狙うのです。わずかなスキになりますので、フェイントを仕掛けながらいつでもクイックモーションのジャンプシュート（ステップシュートでも良い）を打てるように練習してください。
　また、横に変化すれば次のＤＦを引き付けることもできますので、空いたスペースにいるポストへのパスができるようになるはずです｡

　�Aは、ＯＦのスピードが速くなると、ＤＦは引いては押し切られることが多くなります。半身抜かれた後、横から抱える（押し出す）ような形になりますので、警告や７ｍになりやすいのです。