このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

うちの部の顧問はハンドをあまりしらない人なのです。その人の指導方針は、点を取られすぎることの原因のDF力の弱さ、速攻を食らうことの原因のパスミスなどのミスの多さ、これらのことを改善するために、スタミナ、体力面の充実を図ろうと、かなり走らせます。(長距離、速攻練習、サーキットなど)
 私は、スタミナ面を改善しただけでこれらのことの改善につながるとは思えないのです。顧問は専門の知識を持った指導者ではないので、言ってるとおり練習はしているのですが不安です。どうなのでしょうか・・・


 あなたの部の顧問の先生は本質を良く衝いておられると思います。ですから、最後まで先生を信じて頑張ってください。そして監督が「これならいける」と思えるくらいの基礎体力を早く身につけてください。そのときはすでに、あなたたちにとって大きな自信につながっていると思います。

 基礎体力に自信がつくと、パスキャッチ練習にしてもコンビネーション練習にしても速攻練習にしても、練習の質(スピード・パワー・正確さ)がグーッとアップするはずです。

 集団や個人が強くなるのは「自信」が芽生えてからなのです。指導者はこの「自信」をつけさせるために、あの手この手を使っていろいろ苦労するわけですが、全国大会で優勝するような監督の話を聞いているとみんなこういいます。

 「中学生・高校生のハンドボールで全国優勝するにはそんなにたくさんの練習方法はいらない。要はパスキャッチとフットワークがしっかりできるかどうかだ」

 最終的にはこれしかないんです。