このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

最近123ディフェンスのチームと練習試合をしたのですが、結果的には勝てるのですがどうも攻めあぐねてしまいます。ボールに対してかなりよってくるので一人抜いてもまた一人と守られてしまい、またサイドまでずらしきったとしてもセンターディフェンスがフォローにきてシュートまで行けません。相手はフォロー前提のディフェンスで、確かに、ボールを展開してる側のディフェンスが薄いのですがそれをうまく攻める手段がないのが現状です。今はどうにか個人プレーや相手のフォローミスでとった点数で勝ててますが、この次はわかりません。もっと、浮きポストとダブルポストが必要だとは思うのですが、現状としてうちのチームにいるポストが全員怪我をしていて一月は戻ってきません。なので、ポストはスペースにただ立ってるだけのような状態です。アドバイスお願いします。

高いDFに1×1で対処しようとしてもなかなかシュートまではたどりつけません。ですからパス&ランで崩すのです。ということは広い視野と先読みが必要になってきます。

 自分ひとりで最後まで行こうとすると視野がどんどん狭くなっていきますので、もわりにもっと注意してください。

 高いDFの一人をフェイントで抜いたらシュートチャンスではなく、パスチャンスができるのです。誰かがフォローに来ますのでフォローに来たDFのマークがフリーになっているはずです。そこへパスしてやれば良いのです。

 一瞬フリーになったOFにDFが付いたら、もう一つ向こうのマークがフリーになっているはずです。そのときは一人飛ばしのパスを出してください。DFの動きを冷静に観察できなければなかなかこのパスはできないでしょう。

 このとき、いかにもパスだというモーションでパスをすると効果が薄くなります。フォローに来たDFをもっと引き付けるように、まずシュートを狙います。シュートを狙いながらパスをしてください。

 ポストは空いたスペースに瞬間的に移動し、パスを受けたらすぐにパスした人間にリターンパスを返すということができればひとまずオーケーです。もちろんシュートにいける場合はすぐにシュートしてください。

 パサーはパスの直後に9m内に走り込み、リターンパスをもらってサイドで勝負させます。自分がシュートにいける場合はもちろんシュートに行きます。

 123ディフェンスの崩し方は、ハンドボール教室 相談142を参考にして下さい。

 
 1-2-3DFの攻略例は、編集ビデオ「1・2・3DF攻略の研究」を参考にして下さい。