このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕はミドルシュートを打つときにディフェンスに接触されるとシュート力がガクッとおちてしまいます。どうすれば接触されながらも力強いシュートがうてるのでしょうか?

 ディフェンスに押されれば誰でもシュート力が落ちます。ですから、DFに押されないようにうまく間合いを取るか、あるいは押される前に打ってしまうことが一番大事なことだと思います。

 さて、押されながらでも力強いシュートを打つには、@体のバランスをうまくとる能力と、Aスナップ力、Bあくまでシュートを狙う強い心、が必要になってきます。

 押されると体勢が普通の状態ではなくなりますので、どんな体勢からでもシュートが打てなくてはなりません。これは平衡感覚や空中でのバランスをとる能力が求められますが、私は特にそういった感覚を練習する必要はないと思います。
 空中でグーッとためて打つ練習をしたり、シュート練習のときにドンと押してもらったりすればそれで良いのではないでしょうか。

 スナップ力については、自宅や練習時間外での暇なときも常に鍛えるように心掛けてください。方法はハンドボール教室で確認してください。自分でもいろいろ工夫してみることも大切です。

 やはりなんといっても「最後までシュートを狙う強い心」が最も大事です。押されようがなんだろうが絶対きめてやる、と強く思わなければ、押されるとどうしても受身の心になってしまいます(心が動揺します)ので、「しまった!」と思うとシュートは弱々しくなります。言葉は悪いかもしれませんが、けんかするつもりで打ちに行ってください。

 
編集ビデオ「小さな巨人たち」の中川選手が、押されながら力強いシュートを打っていますので、ぜひ参考にして下さい。