このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕は正サイドをしています。
練習中のサイドシュートは余裕を持って打てるのですがいざ試合になるとテンパリます。
後何故か逆足で飛んでしまいます。何かアドバイスをお願いします。

 練習でやっていることが試合でできないのは、@冷静さを欠いているか、A試合で想定外のことが起こるか、いずれかでしょう。

 試合でも練習でも同じなんです。環境に左右されてはいけません。相手がいつものチームメイトの顔でなくても、いつもの動きと違っても、自分は自分のやってきたことを淡々とこなすだけです。あまり周囲を気にしないで、シュートしてください。

 「打つとき押されないだろうか」とか「キーパーはうまそうだな、入るかな」とか弱気になってはいけません。また、あまり強気になりすぎると肩に力が入りますので「冷静に熱くなる」ことが大切です。

 試合での力の出し方が練習の時の力の出し方と違う場合がよくあります。試合では真剣になって、最初のころにバーッといっぺんに力を出しすぎて、あとでスタミナがなくなるのです。

 また、試合の時の相手とのぶつかり方が練習のときよりもズーッと強いので、予想以上にスタミナを消耗したりします。

 こういったことは練習の時に試合での場面を想定していなかったり、「こんなもんでいいや」と自分に負荷をかけないから起こるのです。日頃の練習の一つ一つを試合だと思って真剣に取り組んでください。いつもの練習をより実戦に近づけた練習にして下さい。試合で弱点だとわかったことはすぐに練習で解決するようにして下さい。

 逆足で跳んでしまうのは45度とのタイミングが合わないからで、その45度もセンターとタイミングが合わないからそうなってしまうのです。みんな普通の状態ではなくなっているのだろうと思います。それはDFのプレッシャーにみんなが負けているから起こるのです。

 プレッシャーに強いチーム、プレッシャーに強い選手になるには、自分の限界にどんどん挑戦して自信をつけるしかないと思います。