このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

ストップフェイントからのクイックシュートは、ディフェンスが8メートルくらいにいるときですか?6〜7にいるときは走り込んでフェイントをかけずにシュート(ジャンプまたはステップシュートのような感じで)がいいと僕は考えたのですが…。ストップフェイントをした方がいいときの場面と走り込みのシュートがいいときの場面はどういうときでしょうか?

 ストップフェイントは横に変化するために行います。まっすぐ入っていく場合は必要ないように思えますが、ストップすることによってDFは「動けば抜かれるかもしれない」と思い、動けなくなります。したがって、DFの足を止めるためにもストップフェイントは有効なのです。

 クイックシュートはDFが詰めてくる前にシュートしてしまうために使います。それが何メートルというよりも、あくまでDFとの間合いで考えるべきです。DFが7mぐらいにいるとすれば、9mでもクイックシュートを打って良いのです。

 フェイントを掛けずにシュートするのは、DFが詰めてこないと判断した場合です。ただし、動きが単調になりますので、シュートを打つタイミングは極端に早くしたり、少しだけ早くしたり、変化をつける必要があるでしょう。DFが詰めてくる前に、しっかり腕を振り切って打ち込んでください。

 たとえば45度が45度DFとサイドDFの間へ走り込みながらセンターからパスを受け、受けた途端にイン方向真横にストップフェイントで変化すると、45度DFは空いたスペースが恐いので戻ろうとしているときに横に変化しますので、簡単に抜けるはずです。この後ジャンプして、センターDFにつかまる前にクイックモーションで打ってしまうと、いつでも勝負できるはずです。

 クイックシュートやストップフェイントからのシュートは、編集ビデオ「氷見高校のエースT」や「小さな巨人たち」を参考にしてください。