このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

最近、練習試合をして、先生に「審判にバレないようにファールしろ」って言われたりしますがどうしてもばれてしまいます。何処までがセーフなのか教えてください。

 ファールは反則ですから、本来は見つかろうが見つからまいが罰せられるべき行動なのです。@たまたま審判が見ていないか、あるいはA「しょうがない」と見逃してくれることによってプレーが続行しているだけなのです。

@審判は全体を見ていますが、やはりボールを中心に見ていますし、DFとOFが激しく接触していればそこに集中せざるを得ません。そのときにボールの無いコートでは比較的審判の目が届かないこともあります。

 しかし、審判は2人で見ていますので、基本的には「見ていないところなら」という考え方はしない方が良いでしょう。

A審判がプレーを続行させるのは、OFがボールを保持しプレーが続行しているとき、あるいは続行しそうなときです。

 つまり、押したりかかえたりしてOFが倒れたりすると、「ちょっと押しただけ」でも反則をとられてしまうことがあります。ですから、OFに大きなダメージを与えない(プレーを継続できる)ということが大きなポイントとなります。

 OFが勢い欲突っ込んでくれば、ある程度強く押してもプレーは続行します。しかしOFの勢いを止めることができます。完全に止めなくても、勢いが無くなればそのプレーは生きたプレーではなく死んだプレーになり、DFにとって恐くなくなります。そういう状態にしてやれば良いのです。

 ホールディングは抱えつづけると必ず反則を取られますので、最初のファーストアタックでガツンと抱えて止めて、すぐに離してください。あとは手は添えるだけで、体でついて行ってください。

 また、ボールに対してのDFは許されるわけですから、腕に対するハッキングはダメでも、手に対するハッキングは見逃されることがあります。したがって、ポストがノーマークでパスをもらった瞬間やOFがドリブルをついた瞬間などは、思い切ってボールカットを狙っても良いと思います。