このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

大学のハンドボールリーグでゴールキーパーをしている者です。シュートを止められるときと止められないときの差が激しいのですが、安定したキーピングをするためにはどうすればいいのでしょうか?
 あと、身長が165なのでループシュートを打たれるとなかなか止めることができないんですがどうすれいいんでしょうか?教えてください。




 シュートを止められるときと止められないときの差が激しいというのは、シューターのやりたいようにシュートさせていて、シュートされてから動くという風に、受身のキーピングをしているからではないでしょうか。

 自分の勝負しやすい形に相手を誘い込むように、位置取りを考えてください。つまり、勝負させたい場所を最初空けておいて位置取りし、徐々にシューターをそこへ追い込むように位置取りを変えるのです。

 キーパーはメンタル面で弱気になったらもうダメです。そうなったら交代してください。常に今度こそと強気になることと、なぜやられたのかをすぐに冷静に分析することです。何も考えないでやると同じ過ちを繰り返してしまいます。

 やられたら今度は相手をこうやって追い込んでやろう、ぐらいの気持ちで戦ってください。

 ループシュートはタイミングです。前へ出ると見せかけて一目散に下がるなど、フェイントを入れてみてください。このときはメンタル面で相手を飲み込んで、軽くあしらうような気持ちで行ってください。

 ループシュートをタイミングよく打たれたら誰でも取れません。そのときはきっぱりあきらめて、気持ちを切り替えてください。とにかくキーパーは強気になることです。


 実際のキーピングについては、編集ビデオ「決勝戦のキーピング」を参考にして下さい。