このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

フットワークには、具体的にどのようなメニューがありますか?
自分にはフットワークが足りないので練習後にやろうと思っています。ぜひ教えてください。




 フットワークの種類なんてたくさんありすぎて紹介し切れません。
問題は数多くのフットワークをこなすことではなく、1つのフットワークをどれだけ深く身に付けるかということです。

 練習後にやるというのは補助的なことで良いでしょう。なぜならば、よほど精神力が強くなければ、自分の体力の限界を超えるような「追い込み」が自分の体に掛けられないからです。

 まず、みんなでやる練習でのフットワーク練習は手を抜かないで徹底的にやることが大切です。

 コートの中央で(速攻時など)相手を抜くには、ジグザクターンが有効です。45度方向に力いっぱいダッシュして、10歩ぐらいダッシュしたら逆45度方向へ急激に方向転換して、また10歩ぐらいダッシュしこれをオールコートで行います。

 DFの詰めと戻りの練習としては、6mラインと9mラインをつかったフットワーク練習を行います。大またで9mラインまで(9mラインの少し外まで)ダッシュし、斜めに構えて手を上げます。そのあと大またクロスステップで9mラインまで全速力で戻ります。これが基本形です。

 これを小またで全速力でやったり、サイドステップで戻ったり(早く大きく戻る場合はクロスステップが有効だが、方向転換や切り返しに弱い)、ストップして手を上げた後サイドステップで横方向に移動し(OFのフェイントについていく)、その後クロスステップで戻るなどの応用を入れるとメニューは無数にできます。

 要は基本をどれだけ徹底的に身につけられるか、自分の体力をどこまで伸ばせるかということに帰するのです。決して数をこなすことではないのです。「もうこれ以上動けない」「もうだめだ」と思ってからが本当のフットワーク練習の始まりなのです。


 

 
フットワークについては、編集ビデオ「金明恵のコーチング」を参考にして下さい。