このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

自分は五年振りに高校女子ハンドの顧問になりました。全くの素人から五年間で少しハンドボールがわかったところで転勤。今度は弓道の顧問で四年、また今年ハンド部顧問を命じられました。チームは123ディフェンスの速攻型チームで、県の三位ぐらいのチームとも互角以上ですが、弱いチームにもコロリト負けることがあります。連数試合は五月だけでハーフですが30試合やりました。しかし波が大きすぎ、メンタル的な問題が大きいようです。二回戦で県のチャンピオンとやる予定ですが、相手のチーム状態は悪く、チャンスはあります。こんな選手達にどんなアドバイスを上げていいのか、今悩んでいます…。もちろん大学生のOGのコーチや、総監督の男女とも見てくれる先生はいるのですが、自分もできることをやりたいのですが…どんなアドバイスができるのでしょうか、ご教授下さい。



 123DFは攻撃型のDFで、速攻に結び付けやすいのですが、パスや空走りに弱く、あっという間に崩れ去る危険性もはらんでいます。

 しかし、それなりのフットワーク力があれば、そんなに簡単に崩れることは無いと思います。

 あなたのチームが弱いチームにコロリと負けたのは何が原因だったのでしょう。「メンタル面」という抽象的な言い方ではなく、プレーにおける現象面でいうと何が悪かったのか、ということです。これをつかんでないと、次にどこと対戦しても同じような負け方をする危険性があります。

 どんなチームでも、コンビネーションにおけるわずかなタイミングのずれが試合の流れを決定することが多いものです。その原因の多くはDFにおけるコンビネーションの乱れに起因します。

 負けたときのビデオを徹底的に分析してください。特にDF面での分析をしっかりしておいてください。対策がわかるまで、ビデオが焼き切れるぐらい何度も何度も見て研究してください。