このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

最近になって下にシュートが打てなくなってしまいました。私の場合ボールを握れていないためか、スイングを速くするとボールがすぐに放たれてしまい中段にうってしまいます。まわりからいわれたのは、ボールが落ちないように肩のあたりからシュートを打っている、ということです。今現在、指の力をつけるため家でもボールをつかんでいます。どうしたら上にも下にも打てるようになりますか?それから、腹筋を使ってシュートをうつにはどうしたらよいのですか?コツをおしえてください!



 「肩のあたりからシュートを打っている」ということは、ひじがかなり下がっているということのようですね。女子の場合、プレーに筋力が伴わないことが多く、それをかばうためにひじがよく下がります。これがクセになってしまうと、高い打点でのシュートが打てなくなってしまいます。

 したがって、今は下に打てなくても、筋力が伴ってくれば自然に打てるようになりますので、あせらずシュート練習をしてください。ボールをつかむのは私もやりましたが、効果はあります。また、腕立てや腹筋・背筋といった筋力トレーニングも平行して行ってください。

 とにかくシュートが遅くても、コントロールが悪くても、下へ思うように打てなくても、フォームをつくることが先決です。ひじを上げて、肩を入れて、最後にスナップをしっかり利かせて打つことを心がけてください。

 腹筋をつかってシュートするというよりも、シュートは主に背筋をつかって行っているのです。背筋を有効に使うには、ジャンプの際の左足のけり、右足の引き上げ(胸にくっつけるぐらいのつもりで)を強くし、打つ瞬間にはその右足をさらに強くけり出すことです。つまり、シュート動作に入る前の動作を力強くすると、背筋がよく利いてくるのです。



 
女性のプレーヤーとして私が最もすばらしいと思うのは、元立山アルミの白永蘭選手です。よろしかったら、編集ビデオ「白永蘭のプレー」を参考にして下さい。