自分は今夏の北信越大会に出場し一回戦で氷見高校と対戦した高校の左45度をやっていました。自分は球のスピードではそんなに引けをとらないと思っていたし実際そんなに差わなかったと思います。でも監督にも言われたのですが手首の振りの速さと腕のしなりが違いました。自分は高校から始めたまだ二年なのでその投げ方をマスターしようと思うのですが、実際やってみるとコントロールもつかないしイマイチうまくいきません。やるからにはしっかりマスターしてエースにならなきゃいけないんで練習法やアドバイスがあったらお願いします
手首の強化や腕のしなりについては、ハンドボール教室「オフェンス編」を参照してください。
ただし、手首や腕の効果的な使い方については、先天的なもの、いわゆる素質が大きく影響してきます。したがって、筋力アップで強化しても、実際はやわらかくてしなりのある使い方ができない、ということが多いのです。
しかし、よーく考えてみると、ゴールの中へシュートが入ればそれで良いわけです。手首の振りの速さと腕のしなりが人以上に無くても、シュートは決められます。
あなたはシュートスピードがありそうですから、腕のしなりに必要以上にこだわるよりも、クイックモーションシュートやブラインドシュートの練習をした方が良いと思います。
シュートの最後は気持ちを込めて、指がボールから離れるまで、集中してください。スナップを強烈に利かし、指先でボールを引っ掻くようにして投げてください。ボールはソフトボールを投げるように、しっかり指先で握って振り回します。
こうやってシュートをたくさん打てば打つほど、シュート力は増します。特にクイックモーションシュートをたくさん打てば、手首と腕の振りの速さが出てくるはずです。
また、キャッチボールも取ってから投げるまでのスピードを極力早くするように心掛けてください。投げたらすぐにステップバックで元の位置に戻ります。
氷見高校の選手たちも、手首の振りの速さと腕のしなりをつけるために、特殊な練習をしているわけではありません。日頃の練習の質を、強化したい部分を高めてやるだけで、効果はだんぜん違ってくるはずです。
45度シュートは、編集ビデオ「氷見高校のエースT」を参考にして下さい。