このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

部活がやっと自分達の代になったのですが、練習の決め方がわかりません。実際に見ないと分からないですが、だいたいでいいので出来るだけ具体的にお願いします!
1.私たちはシュート力が弱く、コースも正確ではありません。なので私達はノックをしてシュート練習を多くしようと思っています。この練習はあっているのでしょうか?
2.コースをよくするにはどうしたらいいでしょうか?
3.インハイ等に出場している学校はどんな練習をしてますか?
4.ランニングはやったほうがいいですか?(またどれくらいを走ればよいのか?)
たくさん質問してしまってすいません!よろしくおねがいします。



 シュートはシュート練習だけをすれば決まるようになるものではありません。上半身だけではなく下半身も平均的に鍛えなければなりません。腕立・腹筋・背筋をしっかり行ってください。

 下半身を鍛えるためには、フットワークが最も大事な要素ですから、1日30分〜1時間はフットワーク練習をすることです。実戦的には、6m〜9mの詰めと戻り、指方向指示によるストップターン練習、ラインターン、追い越しインターバル走など、組み合わせを変えて行うのも良いと思います。(編集ビデオ「金明恵のコーチング」参照)

 直接的にはシュート練習も大切ですが、その前にキャッチボールを真剣に行うことです。キャッチボールだけでばててしまうぐらい、しっかりステップを踏み、スナップを利かし、シュートのつもりで行ってください。コントロールをつけるためには、相手の胸にきっちり返すようにしてください。

 インターハイに出場しているチームは特別なことはしていません。ただし、1つの練習に徹底して集中します。レギュラーの座を勝ち取るために、厳しい競争をします。先輩のプレーを盗もうと、プレーを真剣に見ています。全国の強豪を想定して、負けないために自分たちの限界に挑んでいます。練習内容は同じでも、チームの雰囲気、1人1人の練習に臨む姿勢が違うのです。

 ちなみに、氷見高校の基本的な練習パターンは、体操−フリ−アップ−ストレッチ−フットワーク−パス−45度シュート−サイドシュート−3対3(あるいは2対2、4対4)−速攻。こんなものです。

 ランニングはすべきですが、同じ速度でいくら走っても効果はありません。試合の中では走って止まって、また走って止まって、ターンして走ってまた止まって、の連続です。これに対応できるようなランニングをすべきなのです。

 常に実戦を想定して練習内容を考えるべきなのです。


 
練習方法については、編集ビデオ「善花女子商業のハンドボールPART1」「善花女子商業のハンドボールPART2」「金明恵のコーチング」あたりを参考にして下さい。