このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕は、高校でハンドボールをやっています。
まだ初心者なのですが、元バスケ出身なので多少フェイントは掛ける事が出来ます。
ただ背が小さくて体格もそんなによくないので、完全に相手がフェイントに引っかからない場合、相手に少しでも押されてしまうと自分のプレーが出来なくなってしまいます。この問題はどう解決すればいいでしょうか?



 対処方法は2通りあります。@相手に接触しないよう間合いを取ってプレーする、A少しぐらい接触されてもプレーを強引に続行する

 @は常にDFとの間合いを一定に保つようにプレーします。あまり遠くから走り込むと間合いを計られませんので、1〜2歩で相手との距離が1.5mぐらいになるような間合いを常に取ります。

 相手が直線的に詰めてきたら横へ移動して間合いを保ちます。そのとき常にステップシュート、クイックシュート、ポストへのパスを狙いながら移動します。DFが詰めてくるということは、DFの下にポストのスペースができるということですから、ポストと連携プレーについて話し合ってください。

 接触しても強引にプレーを続けるには、重心を低くして安定度を増す必要があります。少しぐらい押されても大丈夫なように、ひざを曲げて腰を落としてください。特にストップフェイントを掛けた後は、大またで、お尻を床に付けるぐらいの気持ちのフットワークを心掛けてください。

 重心を低くすれば、少しぐらい押されても大丈夫ですが、やはり強く押されると吹っ飛んでしまいます。ですから、いずれにしろ「間合い」は非常に大事だと言えます。


 
DFとの間合いの取り方については、編集ビデオ「小さな巨人たち」や「ザ・ブラインドシュート」を参考にして下さい。