このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

相談その1:右利きで小柄なんですが、どうも1対1のキレが悪いです、そのキレを良くするための練習方法や、必要なトレーニングまたは筋トレ、それと必要な筋肉を教えてください。あと1対1のバリエーションを増やしたいので、色々なパターンを教えてください。

 相談その2:僕たちの部は7人でギリギリなんですが、2対2をするとき、上手に2対1の状態にすることができずみんな悩んでいます。試合で上手く生かすためには、みんながどんなことを意識してプレーをすればよいのでしょうか?具体的なプレーなどもついでに教えてください。
          



 1対1のキレは重心移動の速さと大きさで決まります。すなわち、ストップフェイントでストップした状態で(肩幅の倍くらいの歩幅)、重心を左足の上から右足の上まで移動させる(右方向へ抜く場合)スピードで決まるのです。

 トレーニング方法は、ストップターンなどのフットワーク練習とコの字ストップ練習(ハンドボール教室「その他相談212」参照)を行ってください。

 筋トレはスクワットのような下半身の筋力を鍛えるトレーニングと腹筋・背筋を鍛えるトレーニングを平行して行ってください。

 1対1のバリエーションを考える前に、ストップフェイントのスペシャリストになってください。これができなければ何にもなりません。

 上手に2対1の状態にするには、ボールを持っていないプレーヤの動きが最も大切になります。

 DFはボールを持っているOFと自分のマークするOFの両方を見ています。ですから、DFが向こうを向いているときに走り込んで、良い位置取りを行います。

 DFが振り向いた瞬間に猛スピードで走り込んでくれば、フェイントもかかりやすくなりますので、DFは止めることが難しくなります。

 つまり、ボールをもらう前に走り込みながらもらうこと、ボールを持っていないときのすばやい位置取りを意識してください。


 

 実戦における1対1の動きについては、編集ビデオ「ザ・フェイント」を参考にして下さい。