このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

シュートの速さがスタンディングシュートとジャンプシュートで極端に違い、ジャンプシュートのときは力を出し切れていない気がするんですが、これは仕方ないことなんでしょうか?
 

 普通の人がシュートすれば、地に足がしっかりついているスタンディングシュートのほうが、ジャンプシュートよりもズーッと力が入ると思います。

 しかし、ハンドボーラーはジャンプシュートとスタンディングシュートを同じぐらいの力で打てなければ、「勝つ」ことは難しくなります。試合におけるほとんどのシュートがジャンプシュートなのですから。

 ジャンプシュートをスタンディングシュートと同じぐらいの力で打つには、まず下半身を鍛えることです。これは、日頃のフットワーク練習を手を抜かないでしっかり行ってください。そうすると1歩の歩幅が大きくなります。大きく沈み込んで大きくジャンプできるのです。また、ジャンプの瞬間のひざの引き上げや、シュートの瞬間の足の蹴り出しも力強くなります。

 次に上半身ですが、腹筋と背筋を鍛えてください。練習の中で「筋力トレーニング」という形で時間を割くと、練習時間がもったいなくなりますので、できれば練習前や練習後、あるいは自宅でという風に個別にやっていただきたいと思います。

 あとは、スナップを利かせるということです。これは1本のパス、1本のシュート、を大切にして、1本1本心を入れて、スナップを強烈に利かせた後は、さらに指先で引っかくようにシュートしてください。

 握力をつけることも大切です。これらの練習については「ハンドボール教室 その他編」を参照ください。


 
フットワークと筋トレについては、編集ビデオ「善花女子商業のハンドパート2」を参考にして下さい。