このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

@僕は右利きなのですが、右45度からのひっぱりへのシュートはコントロールがうまくいくのですが、流しへのシュートコントロールがうまくいきません、試合でも引っ張りのミドルは入っても流しはキーパーの正面にいったりしてしまいます。45DFの上や横から打つときが特に難しいです、コツや解決方法やそのための練習などを教えてください。

AクイックでDFの上から打つときはあまりジャンプをしなくてもいいのか、高く飛んだほうがいいのかも教えてください。また、背が低いので、とにかくクイックで打つタイミングを早くするための練習方法と、その時打つコースはキーパーから見てどこがとりにくいのか教えてください。

Bジャンプシュートのときに、足を曲げて引上げるようにした方がいいのですか?
宮崎大輔選手がよく足を曲げてシュートを打っているのを見ました。




 @ 引っ張りのミドルは入るけど流しはキーパーの正面に意ってしまうというのは、リリースポイントが遅いからですね。ひっぱりへ打つのと同じうち方で流しへ打つと、リリースポイントが遅ければ流しへ打ち切れないと思います。

 そういう場合は、体は開いても(回転させても)腕は後方に残しておくようにします。体の回転よりも腕が遅れて出てくるという感じです。あるいは、体を回転させる前に打ってしまうということでも打てます。この場合はシュートコースを読まれやすいので、打つタイミングやDFをうまく利用することが大切です。

 あとは、「思いきり」です。中途半端なコースを狙うのではなく、コーナーを大胆に狙ってください。

A クイックですから、高く飛ぶ前に打ってしまうということです。キーパーをだますには、高く長いジャンプだと思わせなければなりません。ということは、「力強いジャンプ」のほうが良いと思います。

 打つコースは、あなたの力量しだいです。本当に狙っていると思わないところへ打てば、決まる確立は当然上がるはずです。

 練習方法としては、まず連続キャッチボールを早く行い、小さいモーションですばやいスローができるようになることです。そのあとシュート練習でも打つタイミングを早くするように心がけます。DFを立たせて打ったほうが、より実戦的になるでしょう。

B より高く、より滞空時間の長いジャンプをしようと思ったら、自然に足は曲がるはずです。足を曲げるかどうかということは目的ではないんで、より力強いジャンプをするということが目的なのです。そういうジャンプができるのならば、足は伸びていても曲がっていてもどちらでも良いのです。