このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕は中学からハンドをやっていて高校でも続けていてセンターをやっています。このあいだ練習試合をしました。デフェンスがとても強いチームで点をセットでほとんど取れませんでした。その点を取ったのは未経験者の両45のロングです。左45身長180cmで垂直跳びで85cmとんで50mも6秒をきり、ハンドボール投げも3号で40m飛ぶものすごい身体能力を持った仲間です。右45も身体能力こそ普通ですが左利きで190cmの身長があり、高さで相手を圧倒しています。そんな彼らに比べ僕はこれといった特徴がありません。経験だけでやっている…そんなかんじです。ロングシュートもブロックされてしまったし、フェイントでも相手を抜くことができませんでした。ある程度のチームにはミドルシュートが入ったり、カットインも通用するんですが、この間の練習試合では特徴の無い中途半端なプレイが全て封じ込まれてしまいました。顧問の先生に「お前はまだ中学生のプレイをしている。もっと大きなプレイをしろ」と言われましたがよくわかりません。どういうことか教えてください!よろしくお願いします!



 センターの仕事の最も大きな部分は、は45度を中心にみんなにシュートさせること、そういうパスワークを行うことです。

 左45度に一番良いカタチでシュートさせるには、どういうタイミングでどういう動きをすれば良いのか、よーく話し合ってみてください。

 左45度がDFを2枚以上引き付けると、必ずあなたがフリーな状態になります。そのときのDFの位置関係がどうなっていることが多いか把握してください。

 そこにポストをうまく絡めて攻めるのです。ボールをもらってから1.2と動くのではDFに戻られてしまいますので、走り込んできてパスを受けたら1歩で勝負します。多くはポストへのパスか、クイックシュートで勝負できるはずですが、DFが付いていて勝負できないならば、即右45度へパスします。そうすれば、右45度がフリーでシュートできるか、サイドの広い2対1ができるはずです。

 これらはすべて左45度がDFを2枚以上引き付けた場合の話です。ですから、まずセンターは自分でシュートを決める前に、両45度に気持ちよくシュートさせることです。そうすると自分にもチャンスが回ってくるのです。