このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

こんにちは。とある中学校の2年生です。
僕たちは大会を2週間後に控えていますが、突然チームのセンターの選手が骨折をしてしまい、とても2週間では治らないと言っています。
しかも僕たちのチームは7人しかいないため、控えがいません。そこで、
右45をしているキャプテンがセンター、右45に一年生を入れようという話が出ましたが、もう一つ、右サイドの僕がセンター、右サイドに一年生を入れようという話も出ました。
しかし、僕のフローター経験は、まだロングシュートぐらいしか術がなかった一年生の秋しかなく、センターをする自信がありません。
そこで、センターは何をすればいいか(センターの役割)教えてください。




 センターの仕事の大きな部分は、45度に気持ちよくシュートさせるということです。そのためには、@45度の走り込むスペースをつくること、ADFを自分にひきつけてなるべくフリーの状態で打たせること、B走り込んできた45度の胸元へすばやいパスをタイミング良く投げること、が必要です。

 これができると、45度がシュートモーションに入ったとき、DFを2枚以上引き付けることができるはずです。その体勢からあなたのところにパスがきたら、クイックモーションで打てばフリーな状態でシュートが打てます。あわててDFが出てきてシュートできないときはポストがフリーになっているはずです。逆45度DFがフォローに来てポストにパスを落とせないときは、逆45度オフェンスへ即刻速いパスを出すと、逆45度と逆サイドでサイドの広い2対1ができるはずです。

 そして、45度にフリーで気持ちよく打たせるには、逆45度とポストをからめて一度攻めることが大切だということを覚えておいてください。逆45度で攻めると見せかけて、実際は正45度で勝負するということです。

 パスは必ず45度の前に出してください。走り込んでくる地点を予測して投げるのです。くれぐれも45度が走り去った後ろへ投げることのないようにしましょう。

 ハンドボール教室「センター編」にもセンターの仕事について書いてありますので、参考にしてください。