このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

速攻の形で上手く攻めれないので、何か良い例があれば教えてください。
ちなみにぼくたちは、左右のサイドラインに三人ずつ並び、二線が高めでクロスをし、三線に渡しそこからパラレルという形を取っています。




 速攻時におけるクロスとかパラレルとかは、相手DFの位置を見ながら効果的に使うべきです。クロスは相手DFの前で使うことによって、マークをかく乱させるときに効果的です。特にDFに近づくほどスピードを速くしなければ効果は薄いと思います。

 速攻の中盤でのクロスは、DFを抜いて攻める方向を転換する場合に使いますが、あまりクロスにこだわりすぎるとスピードが落ちますので、中盤では早く9mラインあたりまで行くような走り方をしたほうが良いと思います。

 つまり、中盤での速攻はDFの少ないところや、DFとDFの間へ走るようにし、パスをそこへキッチリ投げてプレーをつなぐようにしなければなりません。

 空いているスペースの認識判断の早さと、走りながらのパスコントロールが非常に大切になってくると思います。これは、6×6の速攻練習が効果的だろうと思います。

 10mあたりになると、もう個人がスピードとパワーで相手DFをマンツーマンで振り切って勝負するぐらいの、気迫が必要です。

 答えにはなっていないかもしれませんが、サイドの走るコースや速攻初期の位置取りだけを決めておき(ハンドボール教室参照)、あとはあまり形にこだわらないほうが良いのではないかと私は思います。