このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

0−6ディフェンスの攻め方を教えてください。自分のチームは身長が低くロングシュートが打てないのでほとんど攻めることができません。どうしたらいいんでしょう。 


 0−6DFを攻めるには、やはりDFの上から打って決めなければなりません。身長が低くて9mの外から打てなくても、DFが6mラインにへばりついている場合は、8m付近から打って決められなければ、勝利する確率は非常に低くなると言えます。

 まず、身長の低いチームは相手DFをかく乱して空きスペースをつくり、そこへ走り込む、あるいはフェイントで抜き去ってカットインシュートで勝負するのが常道です。

 しかし、この戦法は相手DFに見切られ、6mラインにへばりついてあまり動かなくなると(6mラインの中へ飛び込まないとシュートが決まらないため)とたんに通用しなくなったりします。

 このとき、大きなDFの上、あるいは横からシュートを決めなければならないのです。そのシュートテクニックについては、「ハンドボール教室オフェンス編」を参照してください。DFの頭の上からシュートしたり、ブラインドから打つシュートなどが効果的です。(編集ビデオ「ザ・ブラインドシュート」参照)

 もうひとつはDFを固めて、速攻を多く出すということです。速攻はタイミングとスピードで決まりますので、小さいチームでも同じように強化できます。DFを固めるにはまずフットワーク練習を徹底的に行う必要があります。これが遠いようで一番の近道です。

 上への詰めとチェンジ後の下への戻り、となりのDFが抜かれた後の徹底したフォロー、これだけできれば相手のほうからミスしていきますので、自然と速攻につながります。
(編集ビデオ「鉄壁のDF」参照)