このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕は前にDFとDFの間からシュートを狙った時にあいての顔面にぶつけた事があります。そのことがきっかけでDFとDFの間からシュートを打つのが怖くなり、
ロングシュートやフェイントで抜いてのシュートしかできなくなりました。
この怖さを克服しないと高校に行ってもいい選手になれそうにありません。
どんな練習をしたらいいですか?


 
  あなたは非常にやさしい方ですね、相手のことを考えるとどうしてもシュートできないのですね。

 しかし、試合は相手のことを思いやっていては勝てません。試合は正当なルールの下での競争、悪く言えばケンカです。勝つか負けるか、勝敗が必ず決定します。あなたの「やさしさ」がチームを「敗北」に導くことにもなりかねません。

 ですから、最初から顔を狙うのはルール違反ですからやってはいけませんが、DFとDFの間からシュートを狙うのはやって良いことなのです。というよりもそうしなければいけないのです。

 とにかく、相手の顔に当たろうが何だろうが、DFとDFの間からシュートを「打つ」てください。もしも当たれば、DFが動いて当たったわけですからOF側からすれば正当防衛です。「すみません」とあやまれば済むことです。

 もっと技術が向上すれば、DFの顔の横や頭の上からシュートを狙うようになります。DFの手が上がりにくく、キーパーのタイミングを外すのに有効だからです。

 どんな練習をするか、ではなく、あなたが自分のためチームのために「弱い心」を吹っ切るより外は無いのです。早く「弱い自分」から決別してください。