このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

こんな事聞くのもどうかなぁと思ったんですが…。やっぱりハンドも運動神経のいい悪いでうまい下手って決まるものなんですか?
 あとうまくなるにはどんな風に練習していけばいいですか?


 
 
うまい下手というのは比較対象がいるから出てくる言葉です。○×よりもうまいとか下手とか言うわけです。ということは、ベースが同じな場合は、より多く練習したほうがうまくなります。

 どちらかの運動神経が発達しているとか、コツののみこみ方が早いという場合は、劣るほうは勝るほうよりも多くの練習をしなければ同じレベルに達することはできません。これは勉強にしても同じです。

 ベースが自分より勝る選手よりもうまくなるには、さらに多くの練習を積み重ねなければなりません。ですから昔からよく「人の倍練習しろ」とか「人が10行えば自分は100行え」と言うのです。

 もう一つは、「練習を継続する」ということです。運動神経の良い選手というのは概してコツコツ練習するのが苦手です。カッコ良さを追求し、地味なことは嫌うという傾向があります。ここで日夜たゆまない努力をすれば、ウサギと亀ではないですが、うまい選手に追いつき追い越すことができるということなのです。

 そして、相対比較ではなく、最終的に絶対的な選手としてのレベルを確立するのは、この「たゆまない努力の継続」であり、日の丸を背負って立つ選手たちでもみんなそうだということを知っておいてください。

 さて、ではうまくなるための練習方法ですが、これは非常に簡単なことです。どんな練習方法でも良いのです。ただし、その練習にのぞむ心がけが大切なのです。

 それは、すべての練習において、常に「今日は昨日よりもうまくできるように」工夫しながら練習するということです。この心構えで、毎日休まず、同僚の2倍練習するようにしてみてください。ある日急に、自分のあるプレーが誰にでも通用するプレーであることが発見できるはずです。そのプレーを徹底して伸ばすようにしてみてください。