　　　　このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです

相　談

ロングシュートを打たれる時、前につめてコースをせばめて、思い通りのコースに打たせようと思うんですが、なんせ身長が低いので、上ばかり打たれてしまいます。どうしたら自分の思い通りのコースに打たせることができるのでしょうか？ちなみに僕は１６９㎝です。　
　まず、身長が低くければ上へ打たれるのは当たり前です。誰が考えてもそうでしょう。それならばジャンプ力でカバーするか、上へ打たれるのを予測して守るしかないでしょう。

　ＤＦが前へ詰めれば、シュートは７０％以上は上へ打たれると思って守っても良いと思います。あとは右か左かの選択ですから、ＤＦのつぶしていないほうにヤマを張るのが原則です。ＤＦとは事前に話し合って、相手がどういうコースで走り込んできたらどっちをつぶすのか、ということをいろんなケースで徹底しておいてください。

　ＤＦが最後にジャンプする場合は、相手のジャンプよりもワンテンポ遅らせてジャンプすると、つぶしている方の下へはシュートはこなくなると思います。

　下に打たれる場合はシュートタイミングがほんの少し遅れますので、これは反射神経で取ってください。それと足が開くかどうかということも大きなポイントになりますので、開脚の柔軟体操は毎日しっかりやって欲しいと思います。

　あなたの言うように「思い通りのコースに打たせる」ことは不可能です。しかし、そこへ打たせる確率を上げることはＤＦとの協議である程度は可能です。逆に打たれた場合は反射神経で取ります。決められたらしょうがない、次こそは、と常に前向きに考えてください。キーパーが弱気になったらもうおしまいです。

実戦におけるキーパーの動き方は、編集ビデオ「決勝戦のキーピング」を参考にしてください。