このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

こんにちは。私のチームは7人ピッタリしかいません。
それに顧問の先生が3年の担任で受験関係で忙しく平日は先生のいない練習となってしまいます。チームの状況はっきりいって悪いです。仲間なのに1年生とキャプテンが45の子が嫌いでしょっちゅう悪口(陰口)をいってるし練習も先生が与えてくれた練習をだらだらとやるし・・・。
 最近はセンターとポストのあわせを中心にやることになってるのですがセンターの子が1年で先生のいないときはやる気がないというかダラダラしてるんです。ほんと最近は嫌になってきちゃって・・・。人数少ないんでサイドの私はDFをすることが最近多く、サイドシュートも全然打てないし…。
 私は今はハンドがしたい!って思ってるからみんながダラダラしてるならほっといて自分だけでもうまくなれるようにがんばりたいんです。とりあえず…。
 シュート率が悪いので先生に一日100本打つつもりでがんばれといわれたのですがGKの1年の子は最近やる気がなくケガもしてるし、他の子に頼んでも暗いじゃんとか言われるしで…。私がうまくなればみんなもがんばんなきゃって思ってくれるかもしれないんで、一人でできてサイドシュートがうまくなる個人練習があったら教えてください!自分なりに工夫してがんばりたいです。

 

 チームがダラダラと練習するのは、はっきりとした「目標」が無いからです。まず、みんなで「打倒○×」とか「地区大会ベスト8入賞」などと、ハッキリとしたチームの目標を定めることです。目標は最初は低くても結構です。徐々にレベルを上げていけば良いと思います。

 与えられたメニューをこなすのではなく、目標達成のための練習方法をみんなで考え、実践するようにしてください。

 そのためには、自分たちのチームの良い所と悪い所を冷静に把握し、ポジションごとに矯正しなければなりません。つまり、チームの目標達成のための個人目標を設定するのです。この作業をみんなでやるのです。そうすると、自分もこのプロジェクトに参加しているんだ、という使命感ができてきますし、みんながそう思うことによってチームの雰囲気が変わってきます。この「雰囲気作り」が大切なのです。ですから、最初に「目標ありき」なのです。大変かもしれませんが、これができなければチーム力の向上はありません。

 女子の場合は特に精神的な面で不安定になることが多く、チームの雰囲気作りは難しいと思います。このへんは監督さんの出番になるのですが、一度相談してみても良いのではないでしょうか。

 個人練習としては、私の場合、良く決まるシュートをイメージし、無人のゴールへ何本も何本もシュートしていました。たとえば、「こういうタイミングで走り込んで、ジャンプのこの高さで、キーパーのここを狙えば、ゴールネットのこの辺に突き刺さる」という具合に仮想して打ち続けました。

 変化は最初の1歩があって初めて生まれます。最初の1歩があなたの気持ちと行動です。「ハンドボールが好き」という気持ちを大切にして頑張ってください。