このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

こんにちは。ハンドボール歴6年の男です。
僕は右利きの右45°なのですが、センターまたは左45°からボールをもらいに行くようなかたちでインに走りこんでのロング・ミドルシュートが苦手です。特にクイックで下に打つのがうまくできません。どうしても両足か二歩で跳んでためてしまいます。
もらう前の動きを工夫したり、ディフェンスの状態を見ながらシュートに行っているつもりですが、うまく決められません。
僕のこのシュートが決まるようになれば、チームの攻めに幅が出て、今よりも相手は守りづらくなるはずなのですが・・・。
このシュートの打ち方のコツなどあればぜひ教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

 

 右利きの右45度のロングシュートは成功確率を高くできないので、あまりおすすめできません。大概は9mライン内からのミドルシュートになると思います。

 右45度DFの左側から打つことが多いと思いますが、ゴールの右も左も打てるタイミングでなければ、打たないほうが良いでしょう。

 ゴールの右も左も打てるということは、センターDFが寄ってくる前に打つということです。ですから、タイミング的にはセンターや左45度からパスを受けたら、0歩〜1歩で打ってしまわなければなりません。

 空中でためると打つコースがなくなりますので、なるべく早いタイミングでクイックモーションで打ってしまいます。うまく決められないのは「タイミングが遅い」のが最も大きな原因ではないでしょうか。タイミングは何度も繰り返し練習して覚えるしかありません。走り込むときは、できるだけ右45度DFの死角から走り込んでください。

 0歩〜1歩でシュートするということは、左足で踏み込むときにDF側が十分に体制を整えていないということですから、シュートできるかできないかを瞬時に判断し、できなければ45度DFへアウトフェイントを仕掛けます。左足の踏み込みが強く、相手にシュートだと思わせられれば、アウトフェイントでサイドの2×1ができるはずです。

 アウトフェイントで、右45度DFがふらつきながらも追いついてくれば、すぐにイン側へターンしその場でジャンプシュートを狙っても良いでしょう。しっかりシュートが狙えるタイミングならば、ポストへのパスも狙えるはずです。ただし、オーバーステップには気をつけてください。

 右45度はそんなに簡単にシュートを決められるものではありません。上からのシュートを磨くよりも、ステップシュートやフェイントからのカットインシュートを磨いた方が、成功確率は高くなると思います。



 
右利き右45度のシュートや様々なプレーについては、編集ビデオ「右利き右45度のプレー」を参考にしてください。