このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

「ハンドボール教室」を読んでいて、腹筋と背筋が強いときのメリットは分かったんですが、腕立てなどで鍛えられる腕の筋肉のメリットが分かりません。教えて下さい。


 
 まず一言言いたいのは、メリット・ディメリットをどうのこうのと頭で考えるよりも、自分が「良いかもしれない」と直感的に思ったら、まず行動するということです。これが何につけても最も大切なことです。

 さて、ハンドボールは「走る」「跳ぶ」「投げる」と、体のすべての筋肉を総動員して行うスポーツです。
 ですから、体のあらゆる部分の筋肉を鍛えなければなりません。無駄な筋肉というものはそれほどないはずです。

 腕立て伏せは、腕の間隔を狭めると上腕三等筋(二の腕)、広げると大胸筋(胸板)、三角筋(肩の横)などを鍛えることができます。これらはボールを「投げる」という動作を行うときに必要となる筋肉です。また、勢いよく走ったり、力強くジャンプしたりするときは、腕を振り子のように大きく振ります。このときも必要となる筋肉です。