このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕のチームは一年生でほとんど構成さられていますが、練習がうまくいきません。走るときも、無断で帰ったり、遊んで「別にいいじゃん。自分は迷惑しないんだし」などといって、練習にもならず土日の先生が来るときだけ人格が変わったように、練習をします。僕は、コーチの息子ですから、注意しても「何いってんの。コーチの息子のだから偉そうにいえるんだろ」とこれもだめです。今はもう、やめてしまおうとかんがえたこともありますし、時には自分の力のなさに、舌を噛み切ってしまおうなどと考えたこともありました。こんなとき、どうすればいいのですか。


 
 あなたは1年生なのに、たいへん苦労していますね。でもね、人が成長するにはいくつもの「苦しみ」を乗り越えなくてはなりません。また、あなたが社会に必要な人物だとすれば、「苦しみは」人よりも大きくなるはずです。それは、神様から与えられた「試練」だからです。神様はあなたの忍耐力を試しているのです。

 できるだけ「苦しみ」を和らげる方法を教えましょう。それは、「まだ起こっていない、想像上将来起こるかもしれない悪事について考えない」ことです。1日1日、1瞬1瞬に集中して、問題が起これば即座に勇気をもって対処していくということです。

 「こうすれば、ああなるんじゃないだろうか、よわったよわった」こういうことばかり考えていると、どんどん心が弱くなってしまいます。そんなことを考えるひまがあったらがむしゃらに練習することです。「フッ」と考えてしまっても、すぐに邪念を振り切って、何かに集中することです。

 そのうちにあなたをとりまく環境も変わります。あなたにとってフォローの風が吹くことも必ずあります。その風が吹くまでジッと耐えることも必要でしょう。

 そしてもう一つ大切なことは、あなたの心の支えになってくれる人をつくることです。それは、心の友=親友であっても、家族であってもかまいません。1人でも結構です。そういう人を是非つくってください。

 頑張ってください。