このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

今私は、某大学のキャプテンをしています。チームのメニューなど、監督、コーチなどは忙しいため、自分で考え練習を行っています。どうすればチームを1つにまとめれるのでしょうか?今思うと高校の時は、先生がメニューを立ててこなすだけだったのが、今は自分のチームに何が必要か、どうすれば負けないチームを作ることができるのかなど、考えることの幅が広くなっていることを実感し、違う疲れ方もします。 メニューは、笛を使ったダッシュ系→6と9の間のフットワーク→ボールなしの2対2、方向指示→休憩→三角パス、シュート、ポジションシュート、2対2の速攻、3対3の速攻、6対6、最近はこんな感じです。3ー4時間くらいです。
 アップでするゲームでおもしろいゲームはありませんか?タッチラグビー、パスゲーム、サッカー、おにごっこの他にあったらアドバイスください。あとディフェンスを強くする方法でいいのあったら教えてください。



 
 あなたが書いている練習方法をしっかりやれればまったく問題はありません。アップ系にしても、それだけで十分です。要は練習「方法」ではなく、練習の「質」なのです。

 チームに求められることの前に、個人に求められることを追求すべきではないでしょうか。「個を鍛える」ことです。1つの練習における「スピード」と「パワー」を極限まで高める努力をすることです。

 実業団と学生の違いは「厳しさ」なのです。1つのプレーに望む「厳しさ」がまったく違うのです。それは「社運・選手生命」を賭けている選手と「失うものは何も無い」選手の差なのです。だから学生は実業団に比べると、たくさんミスを犯すのです。

 プレーの質を高めるために、「スピード」と「パワー」を極限まで追求する練習姿勢、チーム文化をぜひつくってください。