このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕は今高2で5月のインターハイ予選が最後です。残りの二ヶ月はどのように練習したら良いでしょうか?たとえば、自分は左サイドなんですが、これから二ヶ月サイドシュートを今まで通りに練習するべきか、新しいこと(しゃくり、逆スピンなど)を覚えるべきかどっちがいいのでしょうか?OBの人はこの二ヶ月でどれだけ自分を追い込めるかが勝負だと言っていました。インターハイにいくためにとことん追い込んでいきたいと思っています。二ヶ月でできることを教えて下さい。



 あなたは「こんな形でシュートすれば狭いところからでも必ず決められる」というサイドシュートを持っていますか。サイドマンとすれば、この自信があるかないかでその良し悪しが決定します。

 しゃくりや逆スピンはあくまでも補助的な要素に過ぎません。遊び感覚ですぐに身につけられます。ですから、ここに主眼を置くのはどうかな、と私は思います。

 監督にとって見れば、サイドからの得点というのはある程度予測できるのです。ですから、予測通りしっかり決めないと試合展開が誤算に終わりかねません。

 かといって完全にマークされていればどんなにうまいサイドマンでも簡単には決められないでしょう。そこで45度との連携プレーが必要になるわけです。サイドDFを45度が引き付けてサイドにバウンドパスを出し、どんな体勢からでもそのパスを拾い、1歩でシュートに行くこと。そして最も得意とするシュートの形で入り、高い確率でシュートを決めること、これがあと2ヶ月でまずやるべきことでしょう。

 つまり、@狭いところから飛び込んで確実にシュートを決める「形」を完全に自分のものとすること、A45度との連携プレーをしっかりつくること、の2点です。

 Aについては、アウトの切り込み時のタイミング合わせと、インへの切り込み時のコンビネーション(ポストを絡ませたものもあると良い)の両方を練習しておいてください。



実戦におけるサイドシュートについては、編集ビデオ「サイドの達人」を参考にしてください。