このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

僕らのチームはズラシでサイドの打たせる時にサイドは奥に入らずに9ラインの付け根あたりから45度に合わせて走りこんで回り込みシュート?(僕らにはこれが普通なので何と呼ぶかわりませんが)をサイドは打つのですが、僕は左サイドで右足ジャンプで打っています。
 この時、右足で飛んでも無理矢理にでも左肩を入れて打つべきですか?ハンドボール教室ではシュートは肩を入れる、とたくさん書いてあるのですがそれは右足ジャンプにもあてはまりますか?それともやはり打ちやすいフォームがいいのでしょうか?
 最終戦まであと二ヶ月なのでフォームを変えるのは危険でしょうか?




 サイドの走り方には、@高い位置からゴールポスト方向に向かって走る、Aアウターゴールラインと平行(やや45度寄りに)に走る、B奥からサイドDF方向に向かって走る、大きく分けてこの3通りあると思います。

 あなたの場合は@になるのですが、これはサイドDFに接触する可能性が高く、接触により容易にアウトへ押し出されてしまいます。ただでさえアウトへ走り込んでいるのに、さらにアウトへ押されますので、走り込むタイミングが非常に難しいと言えます。

 その上に右足ジャンプとなると、ジャンプの時点で肩を入れることはできなくなりますし、肩を押されると肩が回転しませんので、シュートへ行くのも難しくなります。

 ただし、サイドDFのイン側へのフェイントによるカットインシュートが生きてきますので、これによって45度DFを引きつけて味方45度へパスすれば、45度は相手45度DFの横からシュートを狙いやすくなります。また、ポストを使ったプレーや回り込みシュートも狙いやすくなります。つまり、いろんなプレーへの連携が可能になるのです。

 単にサイドシュートを狙うならば、Aが有利だろうと思いますが、他の選手との連係プレーの入り方が違ってくるでしょうから、現在の攻撃体制全体を見て判断したほうが良いと思います。

 あと2ヶ月という期間しか与えられていませんが、走り込むコースはいくらでも変えられると思います。問題は右足ジャンプを左足ジャンプに変えることですが、私は、その気になれば十分間に合うと思います。最終的にはあなたの「気持ち」次第ではないでしょうか。


 
実戦におけるサイドシュートは、編集ビデオ「サイドの達人」や「右利き右サイドのプレー」を参考にしてください。