このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

 私は中3の身長が154で体重が60の女子です(0・0)7月の下旬から引退試合があってラストスパートにかけています。去年の12月頃に男子のサイドシュートが顔にあたってから、6mから打ってくるシュートに恐怖心を持ってしまいました・・・どうすれば克服できるようになりますか?
 また、瞬発力と反射神経をあげる練習方法を教えてください!!



  私も社会人になってから、公式戦に何度かキーパーで出場しましたが、7mスローを顔面で取ってコンタクトレンズが眼球の裏側に入ってしまったり、練習中にメガネを着けてキーパーをしていて、バーのハネっ返り球を眼に受けて、顔面傷だらけ、血だらけになったりしました。
 
 顔面で受けた直後は、一時的に怖くて仕方がありませんでしたが、じきに直りました。ナイスキープした時の快感が忘れられず、痛さ・怖さの否定的な気持ちを上回ったのです。根っからの楽天家で、忘れっぽい性格が功を奏したのかも知れません。

 だけど、常に自分自身に「絶対顔面には当たらない。なぜなら、相手はシュートが上手いから、顔面に当てるはずが無い。当てれば得点できないから…」こう言い聞かせてキーパーポジションに入っていました。

 韓国ではキーパーに至近距離(1m位)から、力いっぱいボールをぶつける「訓練」をしていました。

 「怖い」と思ったらキーパーはもう負けです。下がりながらシュートは取れません。積極的に前へ出ながら取らなければならないのです。酷なようかも知れませんが、「怖い」と思って足が前へ出ないときは、控えの選手に代わったほうが良いでしょう。痛かった嫌な思い出は早く忘れて、ナイスキーピングの場面のみを思い出して、気力を振り絞ってください。