現在指導者が居ないこともありＯＢとして時々高校に行き男子と女子の両方とも教えています。
男子の方は自分が現役の時と比較することもでき、適確に教えられないまでも実演も交えてどうにか教えられるのですが、女子の方はどの程度のことまで出来るのか、どの程度のことまで要求していいのかが良く分からないのです。
　もちろんやる競技は変わらないので基本的な最低限度の動きなどは教えられてるとは思っています。ただ、ジャンプシュート中の滞空時間・ディフェンス時の当りの強さなど個人差はあると思いますがどの程度できるものなのか、それに加えて男子と女子の審判の判断基準の差があるように感じていたのですが本当にあるのかどうかなど知識不足のためよく分かっていない状態です。
拙い文章だとは思いますが、女子に対する教え方のアドバイス等よろしくお願いします。


　女子がどの程度できるものなのかということは、文章を読んでわかるものではありません。女子の試合をたくさん見ることです。高校の試合も大学の試合も実業団の試合も、いろんなレベルの試合を見てください。自分なりに「こういう点を観察しよう」という問題意識を持って観戦することです。そして自分なりの考え「女子チーム像、女子個人選手像」をつくりあげてください。

　私は女子を教えたことはありませんので男子との違いはよくわかりませんが、私の友人は「女子は同じことを何度も何度も根気良く教え続けなければダメだ」とよく言っていました。
　男子はあるとき急に上手くなるという時期があるのですが、どうも女子にはそれが無いようです。地道に少しずつ少しずつ力をつけていくしかないようです。

　男子と女子の審判の判断基準は同じです。ルールブックに男はこうだとか、女はああだとか、そんなことは一切書いてありません。ただし、現象をしっかり見極める必要はあります。たとえば、男子の場合は確実にチャージになるケースで早めにチャージングの笛を吹けても、同じケースで女子の場合は、スピードの違いからＤＦの前でストップしてチャージングにならなかったりするのです。

　少人数で行うコンビプレーはフローターとポストで知恵を出し合って考えてください。仲間と話し合うということ、それがあなたたちのためには今後良い方向に進むと思います。