このコーナーはみなさんから寄せられた質問に答えた内容を紹介したものです。練習の参考になれば幸いです


相 談

練習では、いい動きしているとか言われるのですが、いざ試合になると、シュートを狙えなかったりしてだめになってしまいます。何か良い方法はないでしょうか?
 

 練習ではできて試合ではできないというのは、練習のときと試合のときのDFの動きの強弱やスピードや位置などが違うからということだろうと思います。練習では試合のような真剣勝負の雰囲気が無いのではないでしょうか。あるいは、上級生と下級生の力の差がありすぎて楽に得点できてしまうということでしょうか。

 まず、練習の雰囲気をもっと実戦に近づけてください。長時間の練習ではなく短時間を集中して行ってください。4×4にしても6×6にしても、セット練習は回数を決めてDFもOFも徹底して力を出し切るようにしてください。そういう雰囲気をつくるのも上級生の仕事の一つです。

 もう一つは、自分達よりも少し強い相手と練習試合を組むことです。そうすることによって「目的」ができます。試合結果の反省と次回への対策作りができます。さらに練習目的がはっきりとしてきます。

 センターポジションさんは、試合でどういう風に自分のプレーが阻止されたのか覚えていますか。相手DFがどのような動きをしたのか、どれくらいの強さやスピードだったのか覚えていますか。自分のプレーが通じなかった原因を徹底的に追求してみてください。その原因が特定できればそれに対処する方法も自然とできるはずです。練習試合は自分達の欠点を洗い出し、公式戦にそなえて対策を練るためにやるものだと位置付けてください。