3:3DFも1:2:3DFも攻略方法はほぼ同じだろうと思いますが、そのキーポイントとしては、上段 DFと下段DFの間の空間、下段のDF間の広い空間をうまく攻めるということです。 高いDFは上のフローターに対して圧力をかけるのには適していますが、一旦フェイントで抜かれたり、ポ ストにパスが通ったり、サイドシュートのスペシャリストがいたりすると、いっぺんにもろさを露呈します。 つまり、 1.ブロックを利用する 2.浮きポストを活用する 3.空走りでDFの陣形を崩す 4.フェイントで45度DFを抜く 5.パスで陣形を崩す などをうまく利用、組み合わせることによってゾーンディフェンスを崩すのです。 1.ブロックを利用する 最も多く使われるのが45度DFのアウトブロックです。右サイドから右45度にボールが渡った時に、 ポストが左45度DFの右方向に浮きます。センターにボールが渡った時、左45度DFの右腰へブロック に入ります。その横を抜けた時、左45度とポストと左サイドでサイドの3:2ができるわけです。 2.浮きポストを活用する 浮きポストを活用するとは、たとえば上段DFと下段DFの間にポストが浮いて、そこにパスが入れば、上 段DFは振り向きますし、センターDFは上へ浮きます。この一瞬のスキを突いて45度CPが上段DFを かわし、上段と下段の空間に走り込み、ポストからパスをもらってシュートします。 スピードがありますから、サイドDFを引きずってでもシュートまで行きます。ジャンプシュートでも良い ですが、パスをもらって即1歩で打たないと、DFに近すぎて腕が振り切れず、シュートの威力が半減しま す。 上段DFと下段DFの間でのポストとサイドのクロスも効果があります。ちょっと浮いたポストにサイドか らパスを入れ、回り込んでクロスしてボールをもらった後、シュートまたはもう一度ポストにパスを入れま す。 3.空走りでDFの陣形を崩す たとえばボールが左45度にあった時、右45度CPが右45度DFをかわして上段DFと下段DFの間に 侵入します。センターCPは右45度DFが右45度CPを追いかけるその後ろへ走り込み、左45度CP からパスを受けてサイドの2:1をつくるクロス攻撃がもっとも効果的です。 4.フェイントで45度DFを抜く 45度CPが45度DFにアウトフェイントを仕掛けて、これがきまればサイドの2:1ができます。 センターDFがついてくればポストも入れたサイドの3:2ができます。 5.パスで陣形を崩す 下段DFは間隔が広いので、フローターからポストへ長いパスが通れば、センターDFは1人ではポストを 守り切れません。要はどうやってポストへパスを入れるかです。パスカットする気があるかどうかディフェ ンスをよーく観察したり、フェイントの直後に頭越しにパスしたり(フェイントで相手の腕が下がります) バウンズパスやスカイパスを取り入れたりして工夫してみて下さい。 45度とポスト、45度とサイド、サイドとポストのクロス時におけるワンツーリターンパスも効果があり ます。 わたしの作ったビデオ「123DF攻略の研究」で、実戦における123DF攻略パターンを説明してありますのでご参照下さい!